2012年12月24日月曜日

【映画感想】ミッション:8ミニッツ

本日TSUTAYAにて『ミッション:8ミニッツ』という洋画を借りてきてみました。
以前本映画の放映中に友人に面白いと薦められていて、しかしタイミングが合わず見れなかった作品。

期待して見てみたのですが、まー期待通りとても面白く良い出来の作品でした。

90分間という作品時間によくこれほど綺麗にまとめたな!という感じです。
テンポ良く展開していくストーリー、徐々に巧妙に明かされていく謎。
気がつけばエンディングロールに辿りついていました。

見るものに迷うようであれば是非この『ミッション:8ミニッツ』をみてください!オススメです。


【予告】
↓↓↓↓



【あらすじ】
シカゴ行きの通勤列車が爆破され、乗客全員が死亡。

米軍のスティーヴンス大尉(ジェイク・ギレンホール)は、政府の極秘ミッションとして、特殊なプログラムを用いて乗客が死ぬ直前8分間の意識に侵入し、爆破の犯人を暴いて次なるテロを阻止する任務を課せられる。

何度も犠牲者の意識に送り込まれ、死んではまた甦る、という悪夢のような<8分間>を繰り返し、少しずつ犯人に近づいていく一方で、スティーヴンスの心には次第に疑惑が膨らんでいく。

爆破を防ぐことで乗客の命は救えるのか?
そして、なぜ自分がこの特殊任務に選ばれたのか?

事件の真相、そして秘められた謎と禁断の事実に迫っていく彼を待ち受けていたのは…。

映画ファンが唸った驚愕のストーリーを鬼才ダンカン・ジョーンズ監督が見事にまとめ上げた話題のサスペンス・アクション。

--- 一瞬たりとも見逃すな! ---







【以下、ネタバレ含む考察】


ちょっと、本作品分かりづらい部分があるので、
個人的に考察というか理解を記述しておきます。

まず抑えておきたいのは、
本作品は現実世界とソースコードと呼ばれるプログラムで作られた仮想世界を、
主人公(スティーブンス大尉)が行き来して爆破犯人を探し出すというのが、
一つの目的でストーリーが進行しているのだということ。


それを踏まえて登場人物紹介

[コルター・スティーヴンス大尉]
主人公。2ヶ月前の軍事作戦中、瀕死の重傷を負い、植物状態となる。
現実世界世間的には2ヶ月前に戦死したことになっている。

ラトレッジ博士の開発したソースコードの数少ない適合者。
生命維持装置の中に上半身だけの植物状態になりながら安置されている。

スーパー軍人、8分で毎回きちんと謎を解いていくからすごい。


[コリーン・グッドウィン]
ラトレッジ博士の部下。博士とともにソースコードを用いて爆弾犯を探す。
スティーヴンス大尉がソースコードを用いて仮想世界へと潜る中、オペレータの役割を担う。

良い人、最後のボタンを押すシーンは本当に感動物だった。

[ラトレッジ博士]
ソースコードの開発者。ようやく自分の発明したソースコードの真価を発揮する機会を与えられて、
爆弾犯の発見を何としてでも達成しようとしている。

技術者としては天才かも知れないが、血も涙も無い外道。


[クリスティーナ・ウォーレン]
ショーンの恋人。爆破された列車の乗客、現実世界では既に死んでいる。
スティーブンス大尉が仮想世界で入ることになるショーンの恋人。
最初にスティーブンスが仮想世界で会話する人物。
スティーブンスがやる気になった要因の一つ。

きっと、大丈夫よ。うまくいく。そんなセリフが印象的。


[ショーン]
主人公が仮想世界に入る際のアバター的な人物。
本編でこの人物のことが語られることはほとんど無い。

この人、本当に不憫だと思う。。。理由は後述。


以上、登場人物紹介。


次に、現実世界仮想世界についてどういう状況なのか。

・現実世界
今朝シカゴ行きの列車が爆破され、その乗客全員が死亡している。
その犯人によってシカゴ市内で列車爆破以上の規模の爆弾の爆破予告が通達される。

・仮想世界
現実世界にて今朝起きた列車爆破の爆発8分前の列車内乗客ショーンの意識に入りスタート。




そして、一番わかりづらいと思われるラストの個人的解釈。

現実世界⇒仮想世界

を言うのを繰り返して犯人を突き止めていく。
その中で主人公スティーブンス大尉は仮想世界が毎回微妙にではあるが違うことに気づく。
そして同時に、何回も8分間を体験していく中で、仮想世界のクリスティーナを救うことは出来ないのか?
と考え出す。

博士的には全てはソースコード(プログラム)の中の出来事であり、
現実世界の既に起こっている事件を変えることは出来ない。

主人公的には、

グッドウィン「あなたが見ているのは犠牲者の残像にすぎない」

スティーブンス大尉「量子物理学だろ?君は間違っている」

のセリフからわかるように、パラレルワールドの可能性を提唱している。



最終的にこの映画では、ソースコードで8分間の仮想世界を作り出した数だけ、パラレルワールドが生まれており、スティーブンス大尉はその世界で列車の乗客全員を救い、ショーンとしてクリスティーナと生きていく決心をする。という結末を迎える。。。

訳だが、最後のショーンとしてクリスティーナと生きていく世界では、確かに、スティーブンスが行動しなかったら二人とも死んでいたんだけど、救われた世界のショーンの意識はどこいったの?という話であってそこだけちょっと納得いかないというか不憫だなと思ったり(^^;)


となんか最後ぐだぐだになりましたが、個人的な解釈でした。
博士の作り出した物は博士の想像以上のものだったということで、
スティーブンスが被験者で居る限り、その世界ではソースコードの真価は永遠に発揮されることは無い。
というところが皮肉ですね(笑)

何か質問やここおかしくない?とうあれば、なんでも気軽にどうぞ(^^)

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